役員運転手の適性とは?面接の際に見極めたいポイント
役員運転手を雇いたいものの、どんな人を採用すればよいのか悩んでいる人もいるでしょう。役員運転手は安全に役員を送迎して、取引先の重役とも接する特殊な仕事といえます。そこで今回の記事では、役員運転手の適性について説明します。また、採用面接の際に見極めたいポイントについて解説しましょう。
守秘義務を守れるかどうか
役員運転手として働き始めると、社内外のさまざまな情報を知る立場になります。
機密事項を耳にしても、絶対に口外しない信頼できる人を採用したいところです。そのため以下の2つの項目を面接時に確認してください。情報を口外しないかと面接での話し方に注目しましょう。
情報を口外しないかチェックする
役員運転手は会社の重役たちと日常的に接します。
車内で役員が電話していると、話している内容を耳にすることもあります。役員たちは、一般の社員たちには知らせない重役事項を取り扱っています。また、社外の人との会食会へ送迎し、役員の交遊関係を知ることになります。
しかし、役員運転手は知り得た情報を口外してはいけない立場です。役員の会話に聞き耳を立てるような態度は、役員運転手としてふさわしくありません。口が堅く、会社の機密事項を絶対に話さない人を採用するのが重要です。
面接での話し方に注目する
役員運転手の採用面接では、応募者の話し方に注意してください。
余計なことを話さず、質問に対して簡潔に答えているか見極めてください。また、嘘の内容を話していないかも確認しましょう。役員運転手として働き始めたときに、秘密を守れる人物かしっかり見極める必要があります。
気配りができる人か
役員運転手になると、社内外のさまざまな人と接します。
取引先の役員に接する機会もあるため、細かい部分まで配慮して行動しなければなりません。周囲に気配りできるかどうかが重要です。細かい部分に配慮できるかと品格のある立ち振る舞いの2つの点に着目して判断してください。
細かい部分に配慮できる
一般的な社員には、役員と接すると緊張する人が多いはずです。
しかし、役員運転手は毎日役員と直接やりとりして、運転中は役員の命を預かる仕事です。毎日緊張感をもって勤務しなければなりません。役員が車を乗り下りするときは毎回ドアサービスします。
雨が降っている日は、水しぶきが飛ばないように傘を開くなどの配慮が欠かせません。ただ車を運転するのではなく、常に細かい部分まで気配りする必要があります。また、役員運転手には品格も必要とされます。
さらに、車内をこまめに掃除して清潔に保ち、快適な環境を整える必要があります。
品格ある立ち振る舞いができる
役員運転手は、取引先の社員や重役と接する機会もあります。
役員運転手は会社の顔ともいえる立場なので、身だしなみを整え、話し方や立ち居振る舞いにも気を配らなければなりません。役員運転手の見た目や振る舞いで悪い印象を与えると、会社のイメージまで下がってしまう可能性があります。
スーツや靴が汚れていないか、服装に臭いがないかなど自分で確認しなければなりません。社会人としてのマナーをしっかり身につけているか、採用面接のときに見極めてください。
ルールやマナーを遵守できるか
役員運転手の振る舞い方が、自社のイメージを左右する場合もあるでしょう。
交通ルールや基本的なマナーを守れる人でなければ、役員運転手は務まりません。採用面接では安全運転できる人物であるかどうか、しっかり見極めましょう。
交通ルールを守り安全運転できる
事故を起こさず安全に目的地まで運転することが、役員運転手の最も大切な業務です。
役員の命を預かる仕事なので、まずは車の運転が好きで安全運転できる能力が大切です。これまで事故を起こしたことがあるか、違反歴があるか、また運転免許はゴールドであるか確認してださい。スピード違反や荒っぽい運転をするような運転手では非常に危険です。
道路でのマナーを守れる
公共の場でマナーを守れる人物であるかどうかも見極めてください。
駐車禁止スペースに駐車したり、ごみを道にポイ捨てしたりするような運転手は、会社のイメージダウンにつながります。交通事故やトラブルを起こさないような、誠実な人を役員運転手として採用するべきです。
社会人としてのマナーを守れる
役員は日々忙しいスケジュールをこなしています。
役員の自宅まで迎えに行く場合は、早めに到着して待機しておく必要があります。遅刻は許されない仕事といえます。役員運転手が時間にルーズなら、役員の仕事にまで悪影響が出ます。また、忙しい役員のスケジュールに合わせて働けるよう、体調管理できることも大切です。
まとめ
今回は役員運転手の適性や、面接の際に見極めたいポイントについて解説しました。役員運転手は毎日役員と接し、取引先などさまざまな人と接する機会があります。タバコの臭いがするような人では、会社のイメージも下がってしまう危険性があります。清潔感ある身だしなみで、ビジネスマナーを身につけている人を採用したいものです。また、車内での役員の会話などで、思いがけず会社の機密事項を耳にする場面もあるでしょう。守秘義務を守り、信頼できる人を見つけることが大切です。常に安全運転を徹底し、マナーを守れる誠実な人を採用してください。